シュルードnews 2024.04

こんにちは🌸

4月とは思えないような夏日が続き、体がビックリしている今日この頃です。
夏バテ防止のためにも、今から運動をし汗をかく習慣を整えようかと考える暑さでしたね。
いろんな場面で予防って大切ですよね。

ソフト開発では、シミュレーションソフトとしてご好評いただいていますSPOTplanの視覚的改善を行いましたのでご紹介させていただきます。
今回の改善により2Dに慣れておられる方も、
3Dで見たい方もどちらでもご利用いただけるようになりました。

弊社では、機械設計したものを用いてソフト開発を行うこともありますし、デジタルサービスをさせていただくことも可能です。

今月は、機械設計にてドローン開発したものを用いて、デジタルサービスにてフォトグラメトリ用の撮影を工夫したことについてご紹介いたします。

 

☆ソフト開発☆

今回は弊社の3Dモデルを活用するソフトウェア
「SPOT Plan」の利用方法のご案内です。

3Dデータはわかりやすく見せる事ができるけど、
自分で操作がしにくい。
と2D処理に慣れたお客様からお聞きすることがあります。

確かに3Dでの視覚的な共有はわかりやすく便利ではありますが、
実際の計画段階など平面的な状態で計画した方が作業がしやすい事もあります。

そこで、3Dデータでも図面の様に平面的に使える。
そんな機能のご紹介です。

SPOT Planの平面表示機能をご利用いただくと3Dデータでも2D図面のようにご利用が頂けます。

・3Dでの表示

平面での表示に切り替え

平面図

正面図


側面図


平面図の状態で車両などを配置することができます

また、断面位置の移動も可能です
マウスホイールで断面位置を変更できるので、切り替えが簡単です

・車両含めて表示


・手前の車両の奥で断面を切り、建物を見やすく


・建物の断面図を表示することも可能

・さらに奥で断面を切ることも

また、2Dの矩形を各機能もありますので、エリア指示なども2D上で出来ます。


この機能では四角いエリアを作成することができます


この機能だけでも、
・作業エリアの表示
・危険範囲の表示
・資材置き場の指定
・建設予定地の図示
などの使い方ができます

開発状況はシュルードニュースで報告していきますので、今後の記事にもご期待ください

 

 

☆機械設計☆

弊社は、点群スキャンなどの測定の他にもドローンによる空撮なども行っております。

今回は、ドローンに一眼レフカメラとリングライトを搭載することで、
暗所でも撮影可能に仕上げました。

元々提供される既製品のジンバルがありましたが、
耐荷重などの条件が満たせなかったため
別途選定した部材から治具を設計して搭載しています。

そして、撮影品質向上のため
レーザーポインタを用い距離を合わせることで撮影位置を確立させ撮影していきます。


画質の良い写真が撮れる一眼レフカメラと暗所でも品質を保てるリングライト
それらにドローンを掛け合わせることで、通常では撮影不可能な箇所も高品質での撮影を可能にしました。

こちらの機構も前回の「ジンバルカメラ搭載ドローン」同様に、治具さえ変えればどんなものにも搭載可能です。

今後も撮影品質向上のため、尽力していきます。

弊社は、「作ってみよう」から”形”にできる会社です。
お客様の「こんなものがあったらいいな」を形にするお手伝いをさせてください。
ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。

 

☆デジタルサービス☆

用途や環境に応じた撮影治具の設計

フォトグラメトリを行う際、現場の環境光そのままに写真の撮影を行われる方も多いのではないでしょうか。
楽ですよね。弊社でもよくやります。

ただし、現場の環境そのままの状態で写真の撮影を行い、
3Dモデルの再構築をすると、現場の環境光がテクスチャに入ってしまいます。
その結果、レンダリングを行った際に、二重に影が発生する結果となります。

もちろん、手動で影を削除する方法もありますが、手間がかかるうえに、きれいに除去するとなると至難の業です。
そこで、以前よりシュルードニュースでも記事にしていました交差偏光の出番となります。

バッテリー式のリングフラッシュの場合、約2m程度が環境光の影響をなくせる限界となります。
小さな被写体の場合、被写体とリングフラッシュを自由に調節することができるため、
環境光の影響をなくすことができますが、大きい被写体の場合はどうでしょうか。

むりですね。
そこで弊社では大きい被写体にも対応できるようにドローンにリングフラッシュを搭載する機構を開発いたしました。

このドローンを用いて屋根の瓦部分を撮影することにより、きれいなテクスチャを撮影することができました。
このように、弊社では現場の環境に応じた測定治具の開発も請け負っておりますので、なにかおこまりごとがありましたらご相談ください。

シュルードnews 2024.03

こんにちは🌸

とても嬉しいお知らせがあります。

山口県警様と「交通事故の状況を3Dのアニメーションで再現するソフト」を
開発した成果発表をさせていただきました。

 

こちらはテレビで取り上げていただいた内容です。

交通事故の状況を3Dのアニメーションで再現するソフト|NHK 山口県のニュース

御社のデジタル化にぜひお役立ちしたいと思っておりますので、
ご来社、ご訪問などのご連絡をお待ちしております。

☆デジタルサービス☆

撮影からモデル化までフォトグラメトリを自動化
昨年12月の記事に続き、自動フォトグラメトリ作成についてのご紹介になります。

自動フォトグラメトリの利便性に関しては、以前ご紹介させていただいた通りですが従来行っていたやり方では、光沢のあるものに関しては不自然な影ができておりました。

これは光源から被写体への距離や材質、形状によって明暗差が生まれ、起きる現象です。
そこで今回は交差偏光を利用することで、光の反射を押さえることにより
被写体本来の形状や色見を再現することが可能となりました!

下側に一部光沢が出ていますが、ダルマを安定させるために使用したCDケースに光が反射した影響が表れたものになります。
撮り方一つで様々な影響がでるフォトグラメトリは奥が深いですね……

弊社では今後、もっと大きな被写体でのフォトグラメトリの自動化なども
開発グループと共に進めていく予定です。
モデル化でのお困りごとなど、いつでもご相談ください!

 

 

☆ソフト開発☆

今月はUnreal Engineでmata quest3のカラーパススルー機能を用いた開発をご紹介したいと思います。

まずmeta quest3とは、バーチャル空間を楽しむことができるヘッドセット型のデバイスで、
2024年3月の時点で最新機種となります。
最新の機能にカラーパススルーという、meta quest3上で現実の空間をカラーで映しながら、
モデルやエフェクト、操作画面といった素材やコンテンツを現実の空間に重ねるアプリを作成することが可能となりました。

動画のようにモデルを手で触ることも可能です。

現実のような空間にモデルを配置して感触を確かめたい、
展示会やイベントで現実の上に重ねるようなコンテンツを制作したい
といったご要望がありましたら、ぜひお声がけください。

過去のソースコードの資産も取り入れた、便利でリーズナブルなVRアプリケーションを提供致します。

弊社の開発にご興味がありましたら、お気軽に問い合わせください。

 

 

☆機械設計☆

既存のドローンにカメラを取り付けたいという要望を受けまして、
ジンバルカメラを取り付けてみました。

ドローンには元々前方や周囲を確認する用のカメラが備わっているのですが、
カメラを自由に360°動かせるものは少なく
オプションで取り付けられても、専用部品が必要になります。

そこで今回は、ドローン(ソニー製Airpeak S1)に、ジンバルカメラ(ザクティ社製)を載せてみました。
ザクティ社製ジンバルカメラ紹介URL:https://xacti-co.com/solution/drone

ドローンの上下にジンバルカメラを取り付けることで、
例えば、カメラを上に向ければ普段見えづらい屋根などを下側から確認できたり、カメラを下に向ければ屋根の上を点検や定点観測なんかにも利用できます。

また、こちらは電源部分や操作コントローラーがドローンとは別になっていますので、ペイロードをクリアしていれば、理論上どんなドローンにも載せることが可能です。

またドローン以外にも、AGV(無人搬送車)などの走行ロボに搭載する予定もしております。

今後は今回のノウハウを活かしてカメラ以外のものを載せたり、
ドローン以外にも様々な分野で開発を進めていければと思います。

弊社は、「作ってみよう」から”形”にできる会社です。
お客様の「こんなものがあったらいいな」を形にするお手伝いをさせてください。
ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。

 

 

シュルードnews 2024.02

こんにちは🌸

京都ビジネス交流フェアにたくさんの方が来てくださり、
本当にありがとうございました!!

たくさんのご縁を頂戴したので、今後につなげられるように頑張ります!!

シュルードもできることがどんどん増えています。
こんなことできないか…をご相談ください。
御社のデジタル化にぜひお役立ちしたいと思っておりますので、
ご来社、ご訪問などのご連絡をお待ちしております。

 

☆デジタルサービス・機械設計☆

業務効率化・省人化へ向けて
デジタルサービスチーム・機械設計チーム共同取り組み

3Dスキャナには色々な種類があります。
弊社で主に使用しているのは、地上据え置き型3Dスキャナなどと呼ばれる測定器です。
三脚で固定し、計測開始、計測終了後、人力で運んで別の箇所を計測・・・
を、必要な回数繰り返すというもので、どうしても時間がそれなりにかかってしまいます。

そこで!
この度、移動型の3Dスキャナを導入いたしました。
Z+F社のFlexScan22です。
移動型、という呼称からも分かる通り、移動しながら計測出来ます。

このように人が背負って歩きながら測定するのが一般的ですが、
機械設計部隊もいる弊社の強みを活かし、
更なる作業効率アップと省人化を目指して、
以前より開発に力を入れてきたAGV(無人搬送機)へ搭載しました!

今のところ、リモコンにより操縦していますが、
自律走行出来るシステムの開発にも着手しています。
乞うご期待!

さて、結果のほどですが、
地上据え置き型スキャナと比較して、測定時間は、約1/8ほどに短縮しました。

しかし、課題もあります。
移動型スキャナで得られる点群のクオリティです。

地上据え置き型3Dスキャナと比べると、
点群の密度とその結合精度を担保するのが難しく、
それを担保するには様々な方法を検討しなければなりません。

今回は、これらの技術的課題をクリアするために行った検証の一部についても、
紹介させていただきます。

移動型スキャナにおいて、最終的に点群の密度を決定づけるのは、
一地点ごとにどれだけ点群を取得できるかによると考えられます。
そこで、以下のパターンを検証してみました。

・測定範囲を往復移動する
・移動速度をかなりゆっくりにする

以下の画像は検証用に測定した点群データの断面図です。

往復での測定は、
通常よりも濃くは撮れていますが、よく見ると地面部分にずれが生じており、
点群の結合精度に難があることがわかります

ゆっくり移動して測定したものは、
通常の速度よりも少し濃く取れ、ずれも出ませんでした。
どうやら速度調整を行う方が良い結果が得られそうです。

今回は点群密度を上げる際の検討についてご紹介しましたが、
点群の結合に関しては、
ターゲットを用いた結合での精度向上など、その他、様々な検討も行っております。

移動型スキャナの現場での実用レベルをより高めて運用するため、
測定手法についての種々の検討を進めて行くのはもちろん、
効率向上と省人化を実現するための開発も併行して行ってまいります。

 

 

☆ソフト開発☆

今月はUnreal Engineに自作したコードを取り入れ、ブループリントと連携させた開発をご紹介したいと思います。

まずブループリントとは、Unreal Engineに標準で備わっている、視覚的にプログラムを追加することができる機能です。
ワイヤーと呼ばれる線を繋げて特定の機能を呼んだり繋げたりすることが可能です。

画像は、Zキーを押した際にHelloというメッセージが呼ばれる処理です。

弊社で作成したコードを取り入れることで、ブループリントのみで開発を行うよりも
幅広いご要望にピンポイントで対応が可能となっております。

Unreal Engineはゲームエンジンという特性上、「視覚的」なことや「操作性」については、
予めブループリントを準備してくれているので、組み合わせを考える事で実現が容易になりますが。
ファイル処理、数値処理など業務系のアプリでは必須で必要な事や、
機器制御の部分などの部分でピンポイントで欲しい機能がある場合にBPだけでは複雑になったり、
BPには用意されてないこともあります。

そこで弊社では、従来の業務系や制御系のソフトで多く使われる部分はC++でコーディングを行い。
ブループリントとつないでゲームエンジン上で3Dデータとの連携を実現しています。
機械設計も行い、ゲームエンジンと機械を繋げている弊社の開発手法となります。

いままでのソフトウェアに3D要素を取り込みたい時はぜひお声がけください。
過去のソースコードの資産も取り入れた、便利でリーズナブルな3Dアプリケーションを提供致します。

例) CSVの取り込み

場所とデータの連携が見やすくなります。

弊社の開発にご興味がありましたら、お気軽に問い合わせください。

シュルードnews 2024.01

こんにちは🎍

新年あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆様にご好評いただいておりますClearPointsとSPOT360が
京都府市 協賛の『京都スマートプロダクト認定事業』に認定されました。
『京都スマートプロダクト』とは、京都企業による「エコ・省エネ」や
「AI・IoT等を活用したスマートシティの推進」に資する製品・サービスを
(一社)京都知恵産業創造の森が認定する事業です。

 

近々の展示会情報をお知らせします。

TOKYO XR-メタバース&コンテンツビジネスワールド』に出展いたします。
■日時:2024年1月26日(金)~28日(日)
■会場:東京ビッグサイト 南3・4ホール(江東区有明3-11-1)

『京都ビジネス交流フェア』に出展いたします。
■日時:2024年2月15日(木)・16日(金)
■会場:京都パルスプラザ(京都府総合見本市会館)

ご来場お待ちしております!!

 

☆デジタルサービス☆

今回はモーションキャプチャーについてのご紹介になります。

モーションキャプチャーとは人や動物、物の動きをデジタル化して再現する技術で
ゲームや映画に限らず様々な場面で使われるようになってきました。

本来、3Dモデルなどにアニメーションをつける際には
モデルについたボーン(骨格)をコマごとに動かしアニメーション作成するので、手間がかかりますが
モーションキャプチャーでは現実の動きから、そのままアニメーションの作成が可能です。

上画像1枚目のよく見るこのスーツには、センサーが装着できるようになっており
このセンサーを外部機器で計測することにより、動きを再現できるようになります。

センサーを増やせば当然作成されるアニメーションもより現実の動きに沿った物になるのですが
コストや手間を考えると、欲しい動きによっては少ないセンサーで済む場合も。

弊社では高品質なアニメーションはもちろん
動画から作成するモーションキャプチャーなど
低コストで高品質なアニメーション作成方法を研究しております。

お客様のご要望に沿ったアニメーションの作成や
アニメーションの販売なども考えておりますので
引き続きシュルードニュースをご高覧ください。

 

☆ソフト開発☆

弊社開発・販売しているClearpointsへの
「点群を動かすには時間が掛かる事があるから、簡単お客さんに見せる為に動画機能が欲しい。」
とのご要望にお応えする為開発を開始した点群動画作成機能。
10月に紹介したアニメーション機能に回転移動機能を追加しました。

設定方法は直線移動とおなじように車などの動かしたい点群を選択し、移動先と移動時間を入力します。
加えて移動の地点を同時に複数設定することもできます。
どの地点に設定したか分かるように設定した地点には番号のラベルが表示されます。
細かく設定することでより滑らかな回転移動が再現できます。

再生後、思っていた動きと違っていた場合に該当の地点を編集することも可能です。
また、設定座標を記憶しているのでアプリ終了後次回起動時も前回の座標で再生することができます。

将来的にはモデルを移動と共にカメラも追従させる機能を実装予定です。
各メーカー様の努力で点群の質が飛躍的に向上しています。更にフォトグラメトリなど写真レベルの点群も作成されるようになってきました。
綺麗な点群を綺麗なまま描画できるClearpointsで作成した点群CG動画ぜひ業務に活用頂けますと幸いです。

今後の発展にご期待ください。

 

☆機械設計☆

先月から製作した試作コントローラーを
ソニーさんが開発された空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display※以降、略称SRD)に
接続してみました。

ボタンは4種類用意したので、それぞれ回転などの設定をすることで、
SRD上に表示された任意の物体の操作ができるようになっています。

ちなみに、こちらの小さい蟹などのモデルも弊社で作ったものになります。
モデルの製作や、そのモデルの制御、制御するためのコントローラーなど
一貫して弊社は対応することが可能です。

今後こちらのコントローラーを展示会などで、お見せできるように調整していきます。
展示会にお越しくださった際は、ぜひ触ってみてください。

参加予定展示会:京都ビジネス交流フェア
期間:2024.2.15[木]-16[金] 10:00 – 17:00
URL:https://www.ki21.jp/bp/

弊社は、「作ってみよう」から”形”にできる会社です。
お客様の「こんなものがあったらいいな」を形にするお手伝いをさせてください。
ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。

シュルードnews 2023.12

こんにちは🎄

夜空が美しい季節になりましたね。
ふたご座流星群はご覧になられましたか。
次から次へと星が流れる夜空はたくさんお願い事ができる?なんてことを考えてしまいます。

年末のあわただしい中、体調管理もしっかりと行い
皆さんと一緒に良い年を迎えたいです。

 

☆デジタルサービス☆

撮影からモデル化までフォトグラメトリを自動化

今回は、自動フォトグラメトリ作成についてのご紹介になります。

フォトグラメトリは、実写さながらのCGが作成できる便利な技術ですが、
撮影からの処理工程が多く、完成までに時間がかかるという課題があります。
課題は単純な処理時間だけでなく、対象の表面質感(色・光沢・透過度)によって作成難度が上がる、
対象サイズ(小さすぎるもの)によってピントの合う範囲の制約から難度が上がる、
また、人が撮影するので、個々の経験・技量に依って、最終のクオリティが大きく変わってしまうなど、
多数問題を抱えていました。

そこで、新システムを導入し、処理自動化による効率化と、苦手な対象の解消に取り組みました。

撮影・処理の自動化に向けて、FacTransProというソフトを導入しました。
まずターンテーブルに撮影したい対象物を載せ、32回転から96回転の範囲で、回転しながら撮影していきます。回転数の決定に今までの手動ノウハウが活きてきます。
※40㎜~300㎜までの物であれば、この装置を使って撮影可能です

次に、このソフトの便利な機能をいくつかご紹介させていただきます。

深度合成機能
通常カメラで小さいものや物にレンズを近づけて撮影する際、手前にピントを合わせると奥がボケる様になってしまいます。 この機能を使えば、同一位置からフォーカスをシフトさせ撮影を行い、ピントが合った部分を合成することで、被写界深度の深い画像を得ることができ、
小さい被写体に対して、カメラとの距離を近づけて撮影するような条件で効果を発揮します。

UVライトを用いた撮影
基本的にフォトグラメトリでは透明なものや光沢のあるもの、単調なものは、可視光だけでは特徴点が拾いにくくモデル作成が難しくなります。
色の付いたスプレーを吹きつけて形状をスキャンする方法はありますが、それではテクスチャーの情報が無くなってしまいます…
そこで、今回「Feature INK」という可視光では無色透明で、紫外線光源(UV)下において発光する特殊なスプレーを対象物に吹きかけることで特徴点を付与します。
この機能により、従来の手法では特徴点を拾えなかった対象物のフルカラースキャンが可能になりました。
こちらは通常の写真とUVライトを当てた写真の両方を使いモデル化しています。

この装置の導入により、簡単にSfM作成できるものは自動で難易度が高いものは今までの手動のやり方を混ぜながら最適な方法で3次元モデル化が出来るようになります。

また、今後はターンテーブルに載らない1~2m程の物も自動で撮影できるような装置、建築構造物に対しては自動走行型で撮影できる装置を機械グループと開発していく予定ですので、
機械とソフトと3次元化ノウハウを持ったシュルードだからこその発展を目指します。
続報をお待ちください!
小さな精密部品のスキャンや光沢のあるものスキャン等、モデル化の幅が大幅に広がりそうです。
まずはお気軽にご相談ください。

 

 

☆ソフト開発☆

今回はSPOT360の機能改修について、3点お話しします。

1点目はスポット間の移動アニメーション機能です。

変更前は、スポット点をカメラが注視+ズームして画面が切り替わる形でした。
変更後は、カメラの向きをそのままに画面を切り替えて、スポット点に向かう形になりました。

・変更前のスポット間移動

・変更後のスポット間移動

変更前と比べて、実際にパノラマ内を移動しているように感じると思います。

2点目は、カメラの向きをMAPの見取り図上に表示する機能です。

パノラマ内での向きが見取り図上で確認でき、パノラマ内で迷わなくなります。
また、現在のスポット点が分かりやすくなりました。

3点目は、画像検索機能です。

関連画像を一覧表示しての変化や比較など確認の他、
画像から場所を見つけることもできるので、場所との関連を効率的に共有することが可能です。

今までは画像を登録したスポットまで画面を切り替えて確認していましたが、この検索機能により相互の確認ができるようになり、運用の幅が大きく広がりました。

以上、SPOT360の機能改修でした。

今後は検索機能を画像だけではなく、他のデータ(動画や3Dモデル)にも対応していく予定です。
今後の発展にご期待ください。

 

☆機械設計☆

今回は、以前ソニーさんが開発された空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display)に
取り付ける試作コントローラーを製作中
とご紹介していた試作コントローラー(仮)を組み立てみました。

構想段階では、下記のイメージ画像を想定しておりましたが、

実際に出来上がったものが、こちらになります。

筐体は、弊社保有の3Dプリンタで造形しており
見栄えのために、表面処理も簡単にですが行っております。
引き続き、コントローラー以外にも様々な機械やロボットなどを作っていきます。

このように「作ってみよう」から”形”にできる会社です。
お客様の「こんなものがあったらいいな」を形にするお手伝いをさせてください。
ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。

 

 

今年も大変お世話になりました。
よいお年をお迎えください🎍
皆様にとって素晴らしい一年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。