シュルードnews 2024.02

こんにちは🌸

京都ビジネス交流フェアにたくさんの方が来てくださり、
本当にありがとうございました!!

たくさんのご縁を頂戴したので、今後につなげられるように頑張ります!!

シュルードもできることがどんどん増えています。
こんなことできないか…をご相談ください。
御社のデジタル化にぜひお役立ちしたいと思っておりますので、
ご来社、ご訪問などのご連絡をお待ちしております。

 

☆デジタルサービス・機械設計☆

業務効率化・省人化へ向けて
デジタルサービスチーム・機械設計チーム共同取り組み

3Dスキャナには色々な種類があります。
弊社で主に使用しているのは、地上据え置き型3Dスキャナなどと呼ばれる測定器です。
三脚で固定し、計測開始、計測終了後、人力で運んで別の箇所を計測・・・
を、必要な回数繰り返すというもので、どうしても時間がそれなりにかかってしまいます。

そこで!
この度、移動型の3Dスキャナを導入いたしました。
Z+F社のFlexScan22です。
移動型、という呼称からも分かる通り、移動しながら計測出来ます。

このように人が背負って歩きながら測定するのが一般的ですが、
機械設計部隊もいる弊社の強みを活かし、
更なる作業効率アップと省人化を目指して、
以前より開発に力を入れてきたAGV(無人搬送機)へ搭載しました!

今のところ、リモコンにより操縦していますが、
自律走行出来るシステムの開発にも着手しています。
乞うご期待!

さて、結果のほどですが、
地上据え置き型スキャナと比較して、測定時間は、約1/8ほどに短縮しました。

しかし、課題もあります。
移動型スキャナで得られる点群のクオリティです。

地上据え置き型3Dスキャナと比べると、
点群の密度とその結合精度を担保するのが難しく、
それを担保するには様々な方法を検討しなければなりません。

今回は、これらの技術的課題をクリアするために行った検証の一部についても、
紹介させていただきます。

移動型スキャナにおいて、最終的に点群の密度を決定づけるのは、
一地点ごとにどれだけ点群を取得できるかによると考えられます。
そこで、以下のパターンを検証してみました。

・測定範囲を往復移動する
・移動速度をかなりゆっくりにする

以下の画像は検証用に測定した点群データの断面図です。

往復での測定は、
通常よりも濃くは撮れていますが、よく見ると地面部分にずれが生じており、
点群の結合精度に難があることがわかります

ゆっくり移動して測定したものは、
通常の速度よりも少し濃く取れ、ずれも出ませんでした。
どうやら速度調整を行う方が良い結果が得られそうです。

今回は点群密度を上げる際の検討についてご紹介しましたが、
点群の結合に関しては、
ターゲットを用いた結合での精度向上など、その他、様々な検討も行っております。

移動型スキャナの現場での実用レベルをより高めて運用するため、
測定手法についての種々の検討を進めて行くのはもちろん、
効率向上と省人化を実現するための開発も併行して行ってまいります。

 

 

☆ソフト開発☆

今月はUnreal Engineに自作したコードを取り入れ、ブループリントと連携させた開発をご紹介したいと思います。

まずブループリントとは、Unreal Engineに標準で備わっている、視覚的にプログラムを追加することができる機能です。
ワイヤーと呼ばれる線を繋げて特定の機能を呼んだり繋げたりすることが可能です。

画像は、Zキーを押した際にHelloというメッセージが呼ばれる処理です。

弊社で作成したコードを取り入れることで、ブループリントのみで開発を行うよりも
幅広いご要望にピンポイントで対応が可能となっております。

Unreal Engineはゲームエンジンという特性上、「視覚的」なことや「操作性」については、
予めブループリントを準備してくれているので、組み合わせを考える事で実現が容易になりますが。
ファイル処理、数値処理など業務系のアプリでは必須で必要な事や、
機器制御の部分などの部分でピンポイントで欲しい機能がある場合にBPだけでは複雑になったり、
BPには用意されてないこともあります。

そこで弊社では、従来の業務系や制御系のソフトで多く使われる部分はC++でコーディングを行い。
ブループリントとつないでゲームエンジン上で3Dデータとの連携を実現しています。
機械設計も行い、ゲームエンジンと機械を繋げている弊社の開発手法となります。

いままでのソフトウェアに3D要素を取り込みたい時はぜひお声がけください。
過去のソースコードの資産も取り入れた、便利でリーズナブルな3Dアプリケーションを提供致します。

例) CSVの取り込み

場所とデータの連携が見やすくなります。

弊社の開発にご興味がありましたら、お気軽に問い合わせください。