シュルードnews 2022.05

こんにちは☔

今年は梅雨入りが早いそうです。

今月に入り、傘を買う機会が数回あったのですが…

技術の進歩を実感しました✨

というか、私自身、知るのが遅かっただけかもしれません(笑)

 

折畳み傘ですが、持ち歩き用ということもあり小型軽量化の波がすごいみたいです。

買い替えた、今持ち歩いてるものは125gでしたが、100gをきる商品もあるとのこと。

コンビニで急ぎ買った折りたたみ傘でさえ、1200円くらいの価格で

ボタンでゆっくり目に開閉するという機能がついて、しかも軽量、晴雨兼用でした。

今は男女問わず、日焼け予防して美肌を意識する時代なので、

通常サイズの傘であれ、どの商品も晴雨兼用、

大きくておしゃれなものであろうと、とにかく軽い!!

 

積水ハウスのCMでも言われてる「素材の違いだねー」がふと出てきました。

色んな素材が日々研究開発されていますが、

その素材特性を知る、お客様ニーズに合致させた使い方を模索、自社商品への取り入れ、

弊社の課題でもあります。

 

☆3Dソリューション☆

今回は前に紹介した地面の影消しの話に引き続き、

様々なソフトでの影消しの調査についてお話ししたいと思います。

 

調査に使うのはこちらのライオンの模型です。

画像1が写真で撮ったもの、画像2はフォトグラメトリで作ったモデルです。

実際の写真だとプラスチックの光沢がありますが、

フォトグラメトリのモデルはモノがもつ色味だけが正しくテクスチャ化されています。

ですが、フォトグラメトリのモデルには元の影がそのまま残った状態なので、

この影を消してみましょう。

画像1

画像2

画像3が影を消したモデルです。

ぱっと見た印象ではわかりにくいですが、

ソフト2で作成したモデルでは、たてがみや体の影が無くなっているのが分かると思います。

中には色味がかなり変わってしまったものもあります。

画像3

 

この影消しが正しく出来ているのかを確認するために、

実際に写真を撮った部屋の環境光を再現してみます。

この空間内に入れて、元のフォトグラメトリのモデルの色味を再現できれば、

正しく影消しができているということになります。画像4を見てみましょう。

先ほどの画像でも影がしっかり消えていたソフト2のモデルが、

元のモデルの色味をきれいに再現することができました。

画像4

 

また、正しく影が消えているモデルであれば、

様々な環境光やライティングに配置したときも、

その環境にあった自然な影を再現できるようになるのです。

こうした検証をすることで、それぞれのソフトがどのような処理を行えるか、

どのソフトが適しているか調査し、業務に生かしています。

 

今後もシュルード設計では様々な検証を進め、より良いモデルを追及していきます!

 

☆ソフト開発☆

Clear pointsの新機能を紹介をします。

 

◇平面作成クリッピングボックス

現在クリッピングボックスは、点群上の任意の場所をクリックすると、

その場所を中心に正方形のボックスを自動作成します。

作成したボックスは内部の点群だけを表示する機能を備えています。

新機能の平面作成クリッピングボックスは、

指定した3点から1つの面を作成し、それを基準にクリッピングボックスを作成します。

  

平面作成によるクリッピングボックスは、予め作成場所が決まっている平面に対して

3点クリックすることにより容易に平面クリッピングボックスが作成できますので、

クリッピングカラーコンターが容易に行えます。

 

◇クリッピングカラーコンター

指定したクリッピングボックス内の基準面からの指定距離をカラー表示する機能です。

 

カラーコンターを表示することにより基準面からの距離が視覚化ができ、

凹凸などが分かり易く表示することが出来ます。

カラーコンターは、以下のような利用場面を想定し開発を進めました。

・壁全体に対して柱が内外どちらかに向かって倒れているのかを視覚的に見る

・地面の凹凸の判断(凹みが大きいと車体の下部が地面に擦ってしまう。)

・向かい合った面の水平具合の確認

現在、平面作成クリッピングボックスの機能向上を進めています。

より便利で使いやすいClear pointsをご期待ください。

 

☆機械設計☆

手が届かない狭い場所などの点検が行いたいというお客さんの要望から、

電子部品と3Dプリンタを駆使して作成しましたカメラ延長治具になります。

二軸のモーターを用意し、その先端にカメラを持ってくることで、

この治具が入るところであれば、辺りを見渡せるといったものになっています。

↑筐体は3Dプリンタで作成

 

カメラの映像はWi-fiで飛ばしてスマートフォンなどに転送し、確認することができます。

↑撮影イメージ

 

↑LED点灯イメージ

 

写真では見づらいですが、カメラ先端にLEDを搭載しており、暗所でも撮影が可能です。

こういった治具の制作も行っています。

 

オープンに掲載できないものが多いですが…

感動してもらえるもの、作ってます!!

最近の弊社の成果物を見ていただけるようでしたら、

いつでもご来社、ご連絡ください。待ってます!!