シュルードnews 2023.09

こんにちは🍡

暑かった夏も9月に入り少し落ち着いてきた気がします。
皆さん夏バテなど大丈夫ですか?

弊社はこの夏、京都で開催された様々な展示会へ出展させていただき、
幅広い業種の方々とご縁頂けました。

秋には、中信ビジネスフェア2023へ出展させていただきます。
弊社の取り組みを見て触れて体験していただける企画のひとつとしてデジタルスタンプラリーを開催予定です。
ぜひお立ち寄りください。お待ちしております。
◆ 開催日時
2023年10月11日(水)午前10時~午後5時/12日(木)午前10時~午後4時
◆ 会 場
京都府総合見本市会館(京都パルスプラザ)

 

☆デジタルサービス(旧3Dソリューション)☆

今回はフォトグラメトリについてのご紹介になります。

フォトグラメトリで広域の撮影を行う場合、広角レンズを使用される方が多いのではないでしょうか。
弊社でも、広域の撮影を行う際には広角レンズを使用することがほとんどです。

たとえば24mmのレンズの場合、撮影できる画角としては84°程となります。
47°の標準レンズに比べれば、その撮影できる範囲の差は歴然です。

もちろん、モデルの細部については、標準レンズで撮影する方がきれいなものとなります。
しかし、広域の場合、モデルの細部を求められない場合が多いため、
広角レンズを使用する方が理に適った選択と言えるでしょう。

そこで弊社で思いついたものが360°の全天球画像を撮影できる「THETA」です。
なんということでしょう。カメラの位置から見えるものすべてを1枚の画像に収めることができます。
弊社で開発しているソフトウェア「SPOT360」でおなじみかと思いますので詳細な説明は不要でしょう。

フォトグラメトリはレンズの歪みを補正し、補正したデータをもとに3Dデータの再構築を行います。
その仕様上、レンズの歪みが大きければ大きいほど、再構築されたデータの精度は低下することとなります。
特に、弊社でフォトグラメトリを作成する際にメインで使用している
「ReaclityCapture」は 大きな歪みを持ったカメラに対してはあまり強くありません。

しかし、精度よりもモデルを一定水準で手間なく作成したい場合には、
この上なく強力なパートナーとなってくれることでしょう。

弊社では、THEATを使用し、手間なくフォトグラメトリを作成する手法を研究しています。
この方法が実現できれば、お客様に対してのさらなる提案・コストダウンを図ることができます。

進展がありましたら、あらためて記事にいたしますので、
引き続きシュルードニュースをご高覧ください。

 

☆ソフト開発☆

今回ご紹介したいのは、SPOT360の新機能です。

2023年3月に紹介させて頂いたたTHETA連携が実装されました!

あらためてご紹介しますと、360度カメラ [RICOH THETA]で撮影した画像を、
見取り図に直接スポット点を登録する機能となります。

現場で撮影して、その場でスポット点を指定できるため
事務所に戻り、Editorでスポット点を作成、写真を登録するといった手間を省き、
作成時間を短縮して作成作業をより効率的に行うことができます。

また、スポットの作成が一連の動作になるため、見取り図上の場所や
登録する画像を間違えるなどの間違いを減らすことができます。

使用例:

①THETAアイコンを押して起動

②これから撮影する場所を見取図で指定

③場所を指定したら撮影開始

④リンク点Noと場所名を入力

⑤プレビュー確認も可能

⑥登録完了

シュルード設計では新しく作るだけではなく、既存のものをより効率よく
運用するための改良も行っております。

「こんな機能が欲しい」「こんなことができたら」といったご要望にも
誠意をもって対応します。

今までご紹介したソフトについても、より良いものを目指して
日々改良していきますので今後の記事にもご期待ください。

☆機械設計☆

なら歴史芸術文化村
第3回企画展
すごいぞ!レプリカ~文化財を未来に伝える~

なら歴史芸術文化村の企画展に、立命館大学と弊社とで共同製作致しました、
「玉置神社 境内ジオラマ」が展示されております。

現地へ赴き、3Dスキャナー等で撮影したデータを基に、
鳥居や、お社などの建物を3Dプリンターにて再現しました。
(建物縮尺1/150)
撮影にて取得した点群を、弊社点群ソフトClear pointsにて出力した、
点群の中を歩いているような動画も、ジオラマの隣で流して頂いてます。

なら歴史芸術文化村のイベントURLです。
https://www3.pref.nara.jp/bunkamura/item/2732.htm#itemid2732
10月15日まで企画展にて展示されております。

弊社、撮影班・モデリング班・造形班の地と涙の結晶です(笑)
是非、製作物を間近でご覧になってください。

 

 

シュルードnews 2023.08

こんにちは🍧

見て、ふれて、聞いて新しい自分が広がる

「京都学び直し体感フェア2023」

親子で見て、学んで、体感できるDX体感ゾーンにて

弊社も参加させていただきます。

 

1.デジタルスタンプラリー

各ブースの撮影ポイントをアプリで読み取ると、

スタンプ獲得とARのモデルを見ることができます。

 

2.バーチャルシミュレーション体験

3D表示できる特殊ディスプレイを使った壬生寺拝観体験、

洪水防災体験などをご覧いただけます。

 

皆さんに楽しんでいただけるよう工夫していますので、

是非お立ち寄りください

 

☆デジタルサービス(旧3Dソリューション)☆

テクスチャを作成する際にはどういった手法・ツールを

使用されていますか?

弊社では状況により様々な方法を採用しますが、今回はその中の1つを

ご紹介したいと思います。

 

テクスチャには様々な種類のマップがあります。

例えばノーマルマップを作成する際には、Photoshop、SubstanceSampler、

その他様々なツールがあるかと思います。

これらのソフトを使用する場合、1枚の画像からノーマルマップを

作成する方法が一般的かと思います。

 

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☆機械設計☆

3Dプリンター

今月は3Dプリンターの光造形の小技についてお話です。

いきなりですが、下の造形物の違いが分かりますか?

ぱっと見た感じでは、そんなに差異が無さそうにも見えます。

実はこちらの二つの造形物、、、

一方はそのままの出力。

もう一方は別々のパーツで造形しております!

別々のパーツで造形したものにレジンを塗り

紫外線を小さく絞り、当てることで接着剤のようにくっつきます。

 

これをすることによって、単体で出すには複雑な造形物も

綺麗に歪まず作れそうですね!

サポート痕を残したくないものにも使えるかも。

 

もちろんデメリットもあり

強度が落ちたり、上手く接合しないとガタガタになったりもします。

 

上手く取り入れてより綺麗な造形物を作成していきたいですね!

 

☆ソフト開発☆

今回ご紹介したいのは、SPOT planの新機能。

パノラマ画像(360°カメラ写真)の撮影機能が搭載されました。

・通常のスクリーンショット

・パノラマ画像

1枚の画像として扱えるので、専用の閲覧ソフトがないPCや

データ転送や処理能力に制限がある状況でも軽量のデータとして

利用ができます。

 

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シュルードnews 2023.07

こんにちは🌞

今月はお伝えしたいことがあり、早めの送付となります✉

第48回京の夏の旅(2023年7月~9月開催)

に合わせた壬生寺さんの企画へ弊社も参加させていただいています。

 

新選組結成160年で注目の壬生寺さんにて、

2つのコンテンツをご用意させていただきました。

 

①携帯でご利用いただけるARアプリ

「壬生寺ARクエスト~Mibudera AR Quest~」アプリ

GooglePlay,AppStoreで配信中です。

アプリのインストールに200円頂きますが文化保護のため

一部を寄付させていただきます。

ARアプリの詳細は、シュルードnews2023年6月ソフト

ご覧ください。

 

こちらは、だんだら羽織、刀剣を撮影させていただきデータ作成した

ものをARアプリ内で表示、一緒に写真撮影ができます。

データ作成の詳細は、シュルードnews2023年7月デジタル

ご覧ください。

 

是非お持ちの携帯へARアプリをインストールして頂き、

壬生寺にて楽しい写真撮影をお楽しみください。

AppStore    

GooglePlay

 

②ご本堂での解説員様用コンテンツ

「バーチャル壬生寺本堂ガイド~バーチャルで伝える本堂の魅力~」

コンテンツ詳細は、シュルードnews2022年11月デジタル

ご覧ください。

 

こちらは皆様が直接操作していただけるものではないのですが、

解説員様の操作でバーチャルの壬生寺本堂をご覧いただきたいです。

ご本堂への参拝時に是非足を止めてみてください。

 

こちらのコンテンツは、パソコン操作をキーボードやマウスではなく

リモコン操作可能としていることが魅力のひとつです。

リモコンを用いることによりパソコン操作に慣れておられない方でも

容易な操作を可能としています。

☆デジタルサービス(旧3Dソリューション)☆

今回は刀などの文化財の3Dモデリングについてのご紹介です。

シュルードでは7月~9月の間に京都で開催される「京の夏の旅」に

合わせてARアプリ「壬生寺ARクエスト」を開発いたしました!

 

その中では、新選組ゆかりのお寺である壬生寺さん所有の刀剣と

新選組隊士の3Dモデルを作成して導入しております。

 

今回は、その刀剣と新選組の羽織の写真から実物を再現しましたので

その3Dモデリングについてご紹介させていただきます。

 

刀剣

撮影した写真(全方位から写真を撮ります)

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☆機械設計☆

治具設計・製作

先月、製作途中の画像をお見せしましたが、

完成しました!

磁石が吸着している状態から、

 

ハンドルを回していき、磁石が鉄板から離れたときの数値から、

磁石の吸着力を簡易的に計測します。

 

この磁石は5kgほどまで耐えてましたね。 

今回のミッションコンプリート!

引き続き、「こんなのあったらいいな」を形にしていきたいと思います。

何かありましたらご用命お待ちしております。

☆ソフト開発☆

こんにちは

みなさんはPLATEAUをご存じでしょうか?

 

国土交通省が主導して行っている、日本全国の都市の3Dモデル化を整備し、

都市の3Dモデルを誰もが自由に引き出して活用することができます。

このたび、弊社でもこのPLATEAUを開発に取り入れ始めました。

都市という大規模なデータを使用できるという・・・夢が広がります。

 

現在取り掛かり始めているのが、洪水のシミュレーション作成です。

広範囲の3Dモデルを取り入れることで、今までよりも規模の大きい

地域単位での作成を行っています。

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シュルードnews 2023.06

こんにちは🐸

今年は例年より早い梅雨入りでしたね。

あちこちで紫陽花が綺麗に咲いています。雨でキラキラした紫陽花も

堪能したく楽しみに待っています。

弊社の取り組みも皆様に楽しみに待っていると思っていただけるよう頑張ります。

 

☆デジタルサービス(旧3Dソリューション)☆

今回は3Dパース作成のご提案です。

 

パース作成時、2次元で新規にイラストを起こす方法、

もしくは3Dで建物だけを作成し、他部分を二次元イラストとして

合成する方法など様々あると思います。

 

弊社では背景、ライティング含めてフル3Dで作成を行っています。

フル3Dである利点として、

画角の変更・ライティングの変更などが簡単にできます。

ひとつのパッケージとして作成ができていれば、

簡単に見た目のパターンが増やせるため

お客様とのイメージ合意が効率的になります。

現地撮影・CG作成・パース出力まで弊社で一括請負可能です。

現地の3Dスキャンから、図面から、写真やイメージから、

様々なパターンから作成可能ですので

まずはお気軽にご相談ください!

 

☆ソフト開発☆

壬生寺とコラボ!

壬生寺の境内で新選組の隊士と一緒にスマホで記念撮影ができる

ARコンテンツを作成しました。

京の夏の旅

に合わせたコンテンツになります。

2023年7月8日(土)~9月30日(土)で開催します。

GooglePlay,AppStoreで配信予定です。

アプリのインストールに200円頂きますが文化保護のため

一部を寄付させていただきます。

是非壬生寺に行かれた際は遊んでみてください。

 

☆機械設計☆

治具設計・製作

先月に引き続き、治具の設計・製作です。

今回はこちら!

画像を見ただけですと、何か分からないかもしれません。

これは、磁石の吸着力を簡易的に計測するための装置です。

バネばかりを利用し、治具を設計してみました。

 

現在絶賛製作中!

 

次回、完成品をお見せできるかと思いますので、

乞うご期待!

 

引き続き、「こんなのあったらいいな」を形にしていきたい

と思います。

何かありましたらご用命お待ちしております。

シュルードnews 2023.05

こんにちは☔

今月のシュルードnewsです。

 

☆デジタルサービス(旧3Dソリューション)☆

弊社はレーザースキャナーでの測定作業を多く行っていますが

高精度で測れる機器の反面、扱い方を間違えると大きな誤差を生む恐れがあります。

今回はその中でも雨天時の取り扱いについて検証してみました。

 

雨天時は物体の表面が濡れ、またスキャナー自体のレンズ部にも水滴が付着します。

対象物

平常時          雨天時

      

スキャナーレンズ部

平常時         雨天時

レーザーが正常に反射して受光することで距離を計測するレーザースキャナーにとって

乱反射させる要因となる水滴は大敵です。

実際にどれくらいの差が出るのか、以下で検証してみました。

 

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☆ソフト開発☆

SDGs、DX化、デジタルツイン。。。昨今話題のこれらへの取り組み。

現場を見渡す新しい管理方法として販売しているソフト「SPOT360」を

活用しての取り組み例をご紹介します。

例として、SPOT360を現場へ持ち込む場合と事務所で使用する場合の2パターンで説明させていただきます。

例①:【現場へ、SPOT360を持ち込む場合】

~業務の効率化~

◆分厚くて重いマニュアルを持ち歩くことなく現場への立ち入り検査など行えます。
書類の検索を早くできることにより業務の効率化が進み、働きやすさへ繋がります。

~資料の埋め込み・参照~

◆SPOT360で使用している360度写真は、現場で撮影したもの。写真の指定位置に資料を直接貼ることができるため、「この機械のマニュアルがほしい」という思いに素早く対応が可能です。

~資源の削減~

◆現場で機器のチェックをするときに直接SPOT360へ入力、管理ができるため検査帳票のペーパーレス化になり、かつ過去データの検索が容易です。(以下開発画面例です)

 

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☆機械設計☆

治具設計・製作

弊社の計測担当者より、「こんな治具作って下さい。」と、依頼されることが時々あります。

今回は、その中から、最近製作したものを紹介させて頂きます。

方角をある程度合わせて写真を撮りたいという要望があり、カメラ三脚にコンパスを取り付けてみました。

3Dで設計し、そのまま弊社保有の3Dプリンターで出力し完成したものです。これで方角は、ばっちり!

今回のミッションコンプリートです。

このように、ちょっとした治具の製作も行っております。

「こんなの欲しい」を形にするべく、日々精進してまいります。