こんにちは🐸
京都の夏の初めの風物となっている「水無月」が店頭に並んでいます。
もう既に猛暑日を記録した日がありびっくりです。
「水無月」をいただいて、日本有数の暑さと言われる京都の夏を元気に乗り切りたいです。
☆デジタルサービス☆
今月は最近の制作グループの取り組みについて、一部をご紹介いたします!
写真から人物や物の再現をできたらと感じる瞬間ありませんか?
現在弊社では人物の画像から3Dモデルまでの作成に取り組んでおり
画像数枚から下記のようなモデルを作成できるまでに至りました。






画像の枚数は複数枚の方が精度は上がりますが、一枚でもそれなりのモデルが出来上がります。

現段階では顔のみの作成となっておりますが
いずれは体も含めての再現、その後は動き出すところまでを視野に入れて
取り組みを継続してまいります。
今後の発展にご期待ください。
☆ソフト開発☆
弊社開発・販売しているClear pointsに
「色情報がない点群を反射強度を利用して濃淡をつけてほしい」というご要望を受けてインポート時にグレースケールで表示する機能を追加しました。
反射強度とは物体にあたって反射してかえってきたレーザー光が測定器に返ってきたときの光の強弱になります。
以前は色情報がないと黒一色の点群が表示され形状が分かりにくい状態でしたがグレースケールすることで色情報がなくても形状がわかるようになりました。


↑ 黒一色画像 ↑ グレースケール画像
インポートした点群に色情報がなく反射強度がある場合が対象です。
現在はxyz,pts,ptx,lasが対象になります。
現在、利便性の向上のためインターフェースの見直しも行っております。
詳しい機能については今後のシュルードニュースで紹介させて頂きたいと思います。
Clear pointsでこんな機能が欲しいなどご要望があればお気軽にお問い合わせください。
☆機械設計☆
今回は、コントローラーの作成に伴うデザイン的なお話です。
経緯としては、以前にもご紹介させていただいソニー製の空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display)を
博物館に設置し、3D空間上で展示物などを見て頂こうというお話から始まります。
※以下、空間再現ディスプレイは”SRD”を略称
ただSRDを設置するだけでは、面白くないので、
以前展示会でもご紹介したようなSRD用コントローラーを作成して
3D空間上のモデルを動かせるように開発進行中です。
今回は、博物館に設置されるということもあり、
制御部分だけではなく、見た目にも少々こだわって作ろうかと思っています。
展示する博物館が、立派なレンガ造りになっておりまして、
コントローラーのデザインもそれに合わせてレンガ調にしたら面白いのではと考え
早速いろいろ試してみました。
コントローラーの側面に、市販のミニチュアサイズのレンガを貼り付ける
剥がれにくくすることとレンガを均一に配置するために、はめ込む形にしました。
他には、レンガ部分も含めて造形
レンガの凹凸を調整でき、一度で造形できます。
実際に造形したものの溝部分に目地材を流し込むと、こちらもレンガ造りっぽくできました。



レンガにしたい側面にレンガ調のテクスチャを貼り付けることで、
3Dプリンタで造形時に、そのままレンガ調を再現できる方法もあります。


塗装までできていないため、決定まではできませんが、
はめ込む形がレンガ造りに近いように見えます。
まだ開発段階ではございますが、皆様へお見せできる日を楽しみにしております。
このように、ただ作るだけではなく
お客様の要望や環境に合わせて、様々な方法でより良いものをご提供できるよう
日々研究開発を行っております。
弊社は、「作ってみよう」から”形”にできる会社です。
お客様の「こんなものがあったらいいな」を形にするお手伝いをさせてください。
ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。