シュルードnews 2023.04

こんにちは🌷

 

先日、かなりお久しぶりのお客様が来社してくださいました。

遠方であること、安易にお会いできる立場の方ではなかったことなどから、

お元気なお顔を拝見でき、少しお話もさせていただき、

(一方的に大好きな方なので)とてもうれしかったです。

 

シュルードもできることがどんどん増えています。

こんなことできないか…をご相談ください。

御社のデジタル化にぜひお役立ちしたいと思っておりますので、

ご来社、ご訪問などのご連絡をお待ちしております。

 

☆デジタルサービス(旧3Dソリューション)☆

配管の3Dモデルを作成されたことはありますか?

一般的な配管は直線で構成されており、CADやBIMでモデルを作成することは非常に簡単です。

 

みるからに作りやすそうな形状ですね。

2D図面や既設配管からの3DCAD、BIM化のご依頼お待ちしています。

 

では、直線で構成されていない配管の作成はできますか?

弊社では下図のような、複雑な形状の3Dモデルを作成することが可能です。

 

さらに、図面どおりに作成した場合の干渉を回避することや

図面には詳細が記載されていない部分の作成も、お客様のご要望に応じて対応することが可能です。

 

配管に限らず、複雑な形状の3Dモデル作成にお困りの際にはぜひ、ご相談ください。

 

☆ソフト開発☆

◇SpotPlanにFBXのインポート機能を追加

以前ご紹介しました、SpotPlanやプレビズアプリにFBXのインポート機能を追加しました。

 

FBXデータをその場でインポート

 

今までは使用できるモデルは、事前にソフト内に組み込んだものだけでした。

「手元にあるこのモデルを使いたい」「事前に組み込んだモデルから変更があった」などの場合、

変更が容易ではありませんでした。

 

そこを解決するため、今回はモデルデータのインポート機能を追加。

ユーザー様ご自身で手元にあるFBX形式で保存したモデルを

インポートして使用することが出来ます。

(現在はFBXデータ限定です)

 

・背景モデルがない状態

FBXファイル選択

FBXのモデルをインポート

 

インポート機能の最初の段階として、背景用のモデルをインポートする機能となっています。

勿論、これまでご紹介したアイテムの配置・計測・カメラ切替などの機能もそのまま使えるので

ご自身で用意した設備のモデルデータを使用しての工事計画などへの使用が出来ます。

アイテムを配置(画像では人物を配置)

建物の壁面を計測

 

今後の展望として、複数のモデルをインポートして任意箇所に配置させることや、

インポートしたモデルをアイテムとして配置できるようにするなど、機能の充実を考えています。

 

シュルード設計ではお客様のご要望にお応えできるように、柔軟な対応を心掛けています。

ご興味がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。

 

☆機械設計☆

先月に引き続き、3Dプリンターの光造形のお話です。

弊社は、光造形で3Dモデルの試作やスキャンした建造物や文化財系の造形なども手掛けており

お客様にご満足頂けるよう日々研究を進めております。

 

3Dプリンターさえあれば、簡単にどんなものでも造形できると思われがちですが、

実はそこにも、様々な一工夫が必要でして・・・

そこで今回は、

弊社で日々行っている光造形の造形のコツ、その検証の一部を紹介したいと思います。

 

こちらはサポートの太さ、サポートを取るタイミングなどを変え比較した造形物になります。

 

比較条件

サポートの太さ 乾燥方法
1 普通 サポート付けて乾燥
2 普通 サポート外して乾燥
3 太い サポート付けて乾燥
4 細い サポート付けて乾燥

 

3番の凹凸が激しいですね。

これはサポートの太さが要因しているのではなく、サポートがない場所に凹凸が生まれています。

なら細いものをたくさん並べれば良いかと思われるかもしれませんが、そうでもありません。

細いサポートだと、重量のある造形物を造る際にサポートが耐え切れず落ちてしまうことも。

 

また2番のようにサポートを残したまま乾燥させるとサポート痕がかなり残ってしまいます。

 

そして歪みや反り。今回は水洗いレジンで作成してますが、場所によっては出てしまいます。

 

薄い壁などであれば硬化する前に矯正しながら紫外線を当ててあげることで真直ぐになったりもします。

しかし矯正しきれないところも出てくると思うので、その時は造形時の角度、サポートの本数などを調整する必要があります。

 

造形時に自重でも歪んでしまうことがあるので、綺麗に作り対面は上部に持ってくるとよいかもしれませんね。

 

このように、様々な形状のものの造形を可能にするため、また、より綺麗に造形するため、

日々、検証を重ねております。

すでに3Dモデルがあるものはもちろん、実物のスキャンから対応可能ですので、

3Dプリンターで造形してみたいものがありましたら、是非とも!

シュルードnews 2023.03

こんにちは🌸

桜がきれいに咲いてますね。

今週末まで桜がもってくれたら晴れの日の桜を堪能したいです。

3/26(日)に壬生寺で行われた壬生菜祭へ行ってきました。

https://www.mibudera.com/single-news.html?id=61

あいにくの雨模様でしたが、小雨決行してくださいました!!

ポン菓子作りを見れたり、

ろうそくの絵付体験をしたり、

キッチンカーの食べ物を楽しんだり…

全店を楽しみました!!

壬生寺様、ご出店の方々、ありがとうございました。

☆機械設計☆

3Dプリンタの光造形導入いたしました。

こちらの写真は、サンプルのものになりますが、このような複雑な形状も造形できます。

そのため、文化財関連の点群化や3Dモデル化からさらに、模型の造形も対応可能となりました。

他にも、生物の実寸大模型や建物のサンプル模型、フィギュアなども行っております。

現物を”3Dデータ”として残して更に模型やフィギュアで”実物”として手元に再現できます。

☆ソフト開発☆

iPad版SPOT360ビューア + THETA 連携強化

現在、iPad版SPOT360ビューアーアプリとTHETA(天球撮影カメラ)の連動強化開発を行っています。

現状ではプロジェクトデータに新たな撮影スポットを追加するために、「現地での天球撮影~PCでの編集」が必要ですが、

今後は、「現地での天球撮影=その場でプロジェクトデータに反映」が可能になります。

(※開発中の画面です)

撮ったその場で確認できるので、移動やエディタ操作時間が大幅に短縮されます!

他にも「PC編集時に、天球画像がマップ上のどこの写真か思い出せない…」なんて事も無くなりますね!

近日中にはご利用いただけるよう励んでおりますので是非ご期待ください。

SPOT360 詳細情報(リンク : https://www.shrewd-sekkei.com/business/spot360.html)

シュルードnews 2023.02

こんにちは🌞

今月は展示会情報があるため、早めのニュース送付となります。

 

2/16(木)17(金)

京都ビジネス交流フェアに出展いたします。

https://www.ki21.jp/bp/

ご来場お待ちしております!!(事前登録必要です)

 

先日、壬生寺様の節分会へ行きました。

大護摩祈祷は見に行けなかったのですが、貫主様からYoutubeリンク頂戴しました。

https://youtu.be/z_U1iLLBdlM

夕方に壬生狂言を見に行くことができ、とてもおもしろかったです!!

ご縁を頂戴したことにより、世界が広がったこと、

コロナの自粛でお祭りに参加したのが久しぶりで感慨深かったこと、

思い出の残る節分になりました。

 

☆デジタルサービス(旧3Dソリューション)☆


3D製作フローのご紹介

 

弊社での3Dコンテンツ製作の一例を、

改めてフロー形式でご紹介したいと思います。

 

3Dでどういったものが作れるのか、そのためにどういう流れが必要なのか

わかりにくいイメージが少しでも晴れればと思います。

①現地スキャン

高精度3Dスキャナーと高精細画像で撮影します。

形状・大きさに合わせて様々な機種をご用意しております。

高所はドローンも併用して撮影します。

 

②スキャンデータを編集

3Dデータは膨大なデータ容量になります。

適切な状態へ軽量化を行います。

この時点でもデジタルツインとして活用いただけます。

 

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☆ソフト開発&機械設計☆


位置把握及び位置制御へ向けての取り組み

ソフト開発チーム・機械設計チーム共同開発
(共同研究開発:京都工芸繊維大学様)

 

AGV(走行ロボ)やドローンの位置をUWB(超広帯域無線)の測距技術にて位置測位して、

点群ソフト’Clear points’や360度カメラソフト’SPOT360’で可視化するシステムの開発を行いました。

UWBを2つ使うことでUWB間の距離を取得。

それを利用して機体と基準となるチェッカーにそれぞれUWBを搭載し、基準点から機体がどのくらい移動したのかを可視化します。

Clear pointsとUWBをwifi接続することでリアルタイムで機体の現在位置を点群上に表示します。

AGVにTHETA(360度カメラ)を搭載し、wifi接続で任意のタイミングでTHETAの画像を取得することもできます。

また、Clear points上で点群上にどの場所で取得された画像なのかも記録されます。

 

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京都府の産業支援のページにテストの様子を紹介していただきました!

https://www.pref.kyoto.jp/sangyo-sien/company/shrewd.html

 

今後の課題として、今回距離を取得していたのを3次元位置把握を行い機体の座標そのものを取得したいと考えています。

これにより、高低差なども反映できるようになります。

また、THETAの画像だけでなくライブ配信ができるように改良予定です。

シュルードnews 2023.01

こんにちは🌤

 

新年あけましておめでとうございます。

 

皆さん、今年はどんなお正月を過ごされましたか?

またどんな抱負を胸に新年をスタートされてらっしゃいますか?

私の今年のお正月は…

社会復帰できなくなりそうなくらい、ゆっくりした寝正月を過ごし、

熱い抱負を抱けていませんでしたが…

「地に足をつけた言動、心身ともに落ち着いた(できれば仕事のできる)人を目指したい」

これは今年に限ったことではありませんが、特に意識して過ごしていきたいな、と強く感じております。

 

本年もなにとぞ、なにとぞ!!よろしくお願いいたします。

 

 

☆デジタルサービス(旧3Dソリューション)☆

今回はフォトグラメトリにおけるマクロ撮影についてお話していきます。

↑ フルサイズセンサー搭載カメラによる撮影

 

画像のように小さいものを撮影する場合、どうしてもぼける部分が発生してしまいます。

この傾向はセンサーサイズが大きくなればなるほど顕著にあらわれ、

被写界深度と画質はトレードオフの関係にあります。

 

絞ることにより、被写界深度は深くなりますがその分ノイズやシャッタースピードを犠牲にすることになり

クオリティ、もしくは効率がどうしてもおちてしまいます。

また、過度に絞ることにより回折現象がおこり、画質が極端に劣化する場合もあります。

 

さて、そうなった場合にはどうするべきでしょうか。

 

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☆ソフト開発☆

プレビズアプリ、バージョンアップ!カメラと計測機能が追加

昨年6月にご紹介させていただきましたプレビズアプリがバージョンアップしました。

今回は新機能のシネマカメラついてご紹介いたします。

 

■シネマカメラ機能

撮影においてカメラは一番重要な機材!

重要なだけに準備や段階からレンズの選定や焦点距離の調整などの作業に時間がかかります。

 

このシーンではこのレンズ、役者の動きに合わせてピントをこう変化させる。

これらの作業をプレビズアプリでは事前に確認できるようになりました。

 

新機能のシネマカメラは実際のレンズのと同じようにアプリ内での描写を変更できます。

 

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☆機械設計☆

以前紹介しましたSfM用のQRコードにGPS機能を搭載しました。

 

操作は簡単で、QRコードを置いたらスイッチをONにするのみです。

LEDが点滅から点灯に変わればGPSが即位したことになります。

これでQRコードのGPS情報が拾えましたのでスイッチをOFFにしてもらい、

差し込まれていますmicroSDカードに位置情報が保存されています。

 

これまでのSfMでは別途縮尺用に手計測等が欠かせなかったのですが、

これを使用することでQRコードを置くだけでスケール感が導けます。

より簡易に現場を計測できるようになると思います。

シュルードnews 2022.12

こんにちは🎅

 

寒くなってきてやっと冬を実感しだしたら、

あっという間に年末です。

(福袋が気になる季節です)

 

みなさんにとってどんな一年でしたか。

 

私は公私ともに課題が多く残る一年となりました。

色んな意味でもっと成長しなければ…!!

 

これからも皆さんに育ててもらいつつ、

レベルアップしたシュルード設計を目指しますので、

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

☆デジタルサービス(旧3Dソリューション)☆

今回はモデリングの方法についてお話していきます。

写真のような瓦屋根は日本ではありふれたものになっています。

 

こういったものをモデリングする場合、1つのオブジェクトとして作成する方法と、

瓦1枚の単位で作成し、すべてを別パーツとして作成する方法の2つがあります。

どちらの方法がより優れているのでしょうか。

 

身も蓋もないですが、場合によります。

 

たとえば、遠景としてモデルを利用する場合、

作成にかけるコスト削減、レンダリング時のパフォーマンス向上を狙い、1つの単純なオブジェクトとして作成したほうが効率的です。

しかし、近景となった場合は全く別のことを考えなければいけません。

1パーツ1パーツでの差異の作成や、パーツ単位で壊したり吹き飛ばしたりとアクションを作成するためにはパーツ単位でモデルが作成されている必要があります。

 

上記のように、用途に応じたモデルの作成方法を提案させて頂くことにより

お客様のニーズに即した手法を提案させていただくことが可能です。

お困りの際は、ぜひご相談ください。

 

☆ソフト開発☆

今月はSPOTPlanの新機能の紹介です。

 

SPOTplanは、3次元の工事計画を3Dソフトの知識なしで作成可能なアプリケーションです。

 

現場の工事風景(物理空間)を、3Dモデリング、点群、SfMなどを用いてSPOTplan(仮想空間)でリアル表現します。

 

SPOTplanではSfMの以下の利点を考慮し推奨しています。

・3Dモデルを作るより圧倒的に早い

・細かな寸法などは出せないが、大まかなルート検証や工程の概要把握には十分に建物や物の色形が分かる

・現説(現場説明会)の際に一緒に動画撮影すると手間が最小限になる

※SfM(Structure from Motion:写真測定)

 

SPOTplanについて詳しくは総合パンフレットをご覧ください。

https://www.shrewd-sekkei.com/download/pamphlet.html

 

SPOTplanでは、3Dの立体的な現場再現(仮想空間)に、工事アイテムなどの3Dモデルを自由に配置できます。

その3Dモデルは一般的なobj、fbx、ifcの形式でしたが、今回新しくdxf形式が対応可能となりました。

 

dxf形式の読み込みは順次対象形状を拡大していきます。

また、今後は Clearpointsなど他の製品でもdxf をサポート出来るようバージョンアップして参りますのでご期待ください。

 

☆機械設計☆

強度等検討

 

設計に欠かせない強度等の検討、

最近、こういう構造ですが、強度的に大丈夫ですか?

といったような、強度検討のご依頼を頂くことも増えてきました。

弊社では、感覚や勘、経験だけに頼らず、計算し根拠のある設計を行っております。