シュルードnews 2024.07

こんにちは☔

コンチキチンの祇園囃子が聞こえてくる季節となりました。

弊社は昨年に引き続き、
今年も祇園祭りの鉾を測定させていただくご縁をいただきまして、
勝手ながら祇園祭を身近に感じています。

皆様ともご縁頂けるよう日々努力してまります。

 

 

京都府市 協賛の
京都スマートプロダクト認定製品
Clear pointsとSPOT360のインタビュー動画をYouTubeへアップしております。
ご覧いただけましたら幸いです。

 

 


☆デジタルサービス☆

今回は弊社の新たな取り組み、アセットの販売についてご紹介します!

アセット内容はお面やコマ、手裏剣など日本由来の小物になります。

これらのアセットは、以前にご紹介したフォトグラメトリという手法を

用いてリアルで軽量のモデルとして作成しており、様々な用途でご使用いただけます。

現段階での販売予定アセットは10個ほどになりますが
今後は映像会社様ご協力のもと、どんどんアセットを増やしていく予定

で小物以外のアセットや、アニメーションの販売も検討中です!

販売サイトも決まり次第報告していきたいと思いますので

乞うご期待ください。

もちろんアセット販売以外でのモデル作成のご依頼も引き続きお待ちしております。
お気軽にお問い合わせください。

 

 

 

☆ソフト開発☆

 

今回は弊社で開発している
3Dモデルを活用するソフトウェア「SPOT Plan」に
点群データを読み取り表示する機能、
表示した点群データを読み取り表示する機能を
追加いたしましたので、ご案内いたします。

これにより、現場で取得した点群データを
「SPOT Plan」に取り込み、3Dモデルと重ねて確認できたり、
モデルがなくとも点群データで配置の確認やスペースの検討、
建物や他のモデル、点群と干渉しないかの確認に利用することも可能です。

また、例えば街全体の点群データの中に
配置したいビルの3Dモデルをインポートし、
景観にどう影響するかや日照を確認することもできます。

3Dモデリングを行うとコストがかかってしまうため、
手元にある点群データを入れて配置確認したい、
そんな時に利用しやすい機能です。

描画される点の大きさを変更できます(点=球体)

点サイズ 大:
点と点の隙間が少なく描画されるので、近い位置の点群が一つのオブジェクトのように見ることができます。

点サイズ 小:
点と点の隙間が広く描画されるため、奥にあるものが見えやすくなるため、透過効果のように使用できます。

点のサイズ変更はリアルタイムで行えるため、設定を変更した点群を読み込みなおすことなく素早く切り替えることが可能です。

 

左の画像は点のサイズが元のサイズ、右が3倍にした画像です。

現在対応しているフォーマットは、以下になります。
*.xyz, *.pts, *.txt
*.las, *.laz
*.e57

【画像の点群からの切り出しと3Dモデル化を行った場合の速度比較】
点群切り出し:10分程度
3D モデル化:30分程度
※ データの形式や条件などありますので、上記はあくまで目安となります。

3Dモデル化はデータ量や個数が多くなるごとに
モデリングの時間もコストも増えていきますので、
点群で全体を撮影して個別に切り出した方が
早く低コストで高精度なデータを活用できる場合もあります。

開発状況はシュルードニュースで報告していきますので、
今後の記事にもご期待ください。
「SPOT Plan」でこんな機能が欲しい、
導入してみたいなどのご要望があればお気軽にお問い合わせください。


☆機械設計☆

今回は、3Dプリンタの活用についてのお話です。

3Dプリンタの活用としては、フィギュアや試作品など多岐にわたります。
弊社でも、いくつか3Dプリンタを保有しており、よく使用されるフィラメントのPLA、ABSはもちろん

自社開発の治具としても活用しているカーボンなどもございます。

お客様へ用途に合わせた製品が提供できるよう

各社で開発された新しい素材のフィラメントについても、調査検証を重ねております。

また、他の3Dプリンタの活用として
おもちゃや家電でよくみられるスナップフィットを付けることで、

複雑形状を再現しつつ、接着剤やねじを使わず組立することもできます。

※出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

スナップフィットにも様々な種類がありますが、
現在構想中のもので、一例をご紹介します。
筐体と外側のデザインを別々に作ることで、
外側のデザインを変えることで、筐体はそのままに外装のデザインを変えることができる
というものを構想中です。
そこで、今回は外側のデザイン部分にスナップフィットを採用することで

取り外し可能になるようにしようかと思っています。

こちらは、押し込むことで相手側の穴にはめ込むことができ

内側からスナップフィットを外側へ押し込めば取り外せるものになります。

構想中ではありますが、3Dプリンタでスナップフィットを造形すると、
何度か使用している間に亀裂が入ってしまうのでないかと懸念しています。
このような場合、3Dプリンタでは充填率を上げて剛性を高めたり、粘性のあるフィラメントに変える、

そもそもの形状から見直すなどの策があります。

今回は、まず充填率を調整しながら検証から入ろうかと計画しています。

また、結果がまとまりましたらシュルードnewsでご紹介できたらと思います。

構想から設計、デザインなど対応できるため

3Dプリンタを用いた様々な用途に合わせたご提案が弊社の強みとなります。

弊社は、「作ってみよう」から”形”にできる会社です。
お客様の「こんなものがあったらいいな」を形にするお手伝いをさせてください。
ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。

シュルードnews 2024.06

こんにちは🐸

京都の夏の初めの風物となっている「水無月」が店頭に並んでいます。
もう既に猛暑日を記録した日がありびっくりです。

「水無月」をいただいて、日本有数の暑さと言われる京都の夏を元気に乗り切りたいです。


☆デジタルサービス☆

 

今月は最近の制作グループの取り組みについて、一部をご紹介いたします!
写真から人物や物の再現をできたらと感じる瞬間ありませんか?
現在弊社では人物の画像から3Dモデルまでの作成に取り組んでおり
画像数枚から下記のようなモデルを作成できるまでに至りました。
       
  

画像の枚数は複数枚の方が精度は上がりますが、一枚でもそれなりのモデルが出来上がります。

現段階では顔のみの作成となっておりますが
いずれは体も含めての再現、その後は動き出すところまでを視野に入れて

取り組みを継続してまいります。

今後の発展にご期待ください。


☆ソフト開発☆

 

弊社開発・販売しているClear pointsに
「色情報がない点群を反射強度を利用して濃淡をつけてほしい」というご要望を受けてインポート時にグレースケールで表示する機能を追加しました。

反射強度とは物体にあたって反射してかえってきたレーザー光が測定器に返ってきたときの光の強弱になります。

以前は色情報がないと黒一色の点群が表示され形状が分かりにくい状態でしたがグレースケールすることで色情報がなくても形状がわかるようになりました。
 
 ↑ 黒一色画像         ↑ グレースケール画像
インポートした点群に色情報がなく反射強度がある場合が対象です。

現在はxyz,pts,ptx,lasが対象になります。

現在、利便性の向上のためインターフェースの見直しも行っております。
詳しい機能については今後のシュルードニュースで紹介させて頂きたいと思います。

Clear pointsでこんな機能が欲しいなどご要望があればお気軽にお問い合わせください。


☆機械設計☆

 

今回は、コントローラーの作成に伴うデザイン的なお話です。

経緯としては、以前にもご紹介させていただいソニー製の空間再現ディスプレイ(Spatial Reality Display)を
博物館に設置し、3D空間上で展示物などを見て頂こうというお話から始まります。

※以下、空間再現ディスプレイは”SRD”を略称

ただSRDを設置するだけでは、面白くないので、
以前展示会でもご紹介したようなSRD用コントローラーを作成して

3D空間上のモデルを動かせるように開発進行中です。

今回は、博物館に設置されるということもあり、

制御部分だけではなく、見た目にも少々こだわって作ろうかと思っています。

展示する博物館が、立派なレンガ造りになっておりまして、
コントローラーのデザインもそれに合わせてレンガ調にしたら面白いのではと考え

早速いろいろ試してみました。

コントローラーの側面に、市販のミニチュアサイズのレンガを貼り付ける
剥がれにくくすることとレンガを均一に配置するために、はめ込む形にしました。

他には、レンガ部分も含めて造形
レンガの凹凸を調整でき、一度で造形できます。
実際に造形したものの溝部分に目地材を流し込むと、こちらもレンガ造りっぽくできました。
レンガにしたい側面にレンガ調のテクスチャを貼り付けることで、
3Dプリンタで造形時に、そのままレンガ調を再現できる方法もあります。
塗装までできていないため、決定まではできませんが、

はめ込む形がレンガ造りに近いように見えます。

まだ開発段階ではございますが、皆様へお見せできる日を楽しみにしております。

このように、ただ作るだけではなく
お客様の要望や環境に合わせて、様々な方法でより良いものをご提供できるよう

日々研究開発を行っております。

弊社は、「作ってみよう」から”形”にできる会社です。
お客様の「こんなものがあったらいいな」を形にするお手伝いをさせてください。
ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。

シュルードnews 2024.05

こんにちは🎏

端午の節句の頃、「こいのぼり」見かけられましたか?
ここ京都ではチラチラとしか見かけませんでしたが、
風に揺られ、吹き流されてる姿を見かけると、とても気持ちいいです。

こいのぼりは、中国の「竜門」という言葉からきているそうです。
竜門の急流を登り切った鯉は龍になるといわれており、
この故事にならって男児の出世を願ったとのことです。

弊社もこいのぼりのように登っていけるよう精進いたします☺

 

 

 

☆ソフト開発☆

今月は360度動画を使った製品をご紹介したいと思います。
360度動画とは、視聴者が任意の方向を自由に見渡せる全方位映像です。

最近弊社ではVRでの教育シミュレータの話を多くいただきます。
現場の雰囲気・視覚的環境のなかで現場作業の作業経験が出来るため、非常にお客様から好評を頂いております。
ただ、VR用のデジタルツインモデルを作成するにはコストと時間がかかるという難点もあります。
もちろん、かけた分だけの利用価値は存在します。
軽微な作業の為そこまでのコストは・・・・というお客様の声にこたえる為に360度動画内で教育シミュレーション
作業経験ができるソフトウェアを開発しました。

本製品は360度動画を再生しながらチェックリストを閲覧し、作業内容の確認を行ったものにチェックを付けをしながら作業を体験できます。
点検作業の訓練において、作業者の経験度合いと確認者の確認時間を短縮しながら、文章や動画閲覧だけの教育とは違い現場状況を確認しながらの訓練ができます。

動画内では、施設の点検を想定したチェックリストを掲載しています。
チェックリストの内容はCSVとして書き出すことができ、Excel等の表計算ソフトから閲覧、編集が可能です。

動画やチェックリストの変更も可能なので、ケースを工場や別の施設に変えて工事計画や寸法リストなどを出力することもできます。

動画の確認からチェックリストへの記載、出力をアプリ内で完結させることができます。

また、動画素材はGB単位の大容量の動画でもアプリケーション内に複数取り込むことができ、
再生時もスムーズに読み込むことができます。

将来的には、利用者側で容易に動画素材を変更したり、チェックリスト内容を変更する機能の追加を目指しています。
更には、観光地のバーチャルツアーや、エンターテイメント分野にもご利用頂ける機能を搭載していきます。幅広い分野での活用を期待したソフトウェアになります。

弊社の開発にご興味がありましたら、お気軽に問い合わせください。

 

 

 

☆デジタルサービス☆

新機材の導入

最近、弊社であらたな機材を導入いたしました。
Z+F社のFlexScan22です。
https://www.zofre.de/en/laser-scanners/3d-laser-scanner/z-f-flexscan-22

こちらの機材はLiDARのようなもので、移動しながら点群を計測することができます。
下図はFlexScan22で計測した点群データで、約1時間で20,000㎡を計測することができました。
この範囲をTLSで計測する場合、10日以上かかりますので、1/100ほどの速度になります。
(それぞれの設定、計測方法によって差は変化します。)

TLSに比べ圧倒的な速さで計測することができることに加え、
従来のLiDARよりも精度の高いデータとなっております。
詳細な精度検証については、今後行っていく予定ですので、今後の記事であらためて結果についてはご報告させていただきます。

また、上記機材だけでなく、ドローンを用いたLiDAR測定もはじめました。

FlexScan22と比べると、精度は落ちますが、かなりの速さで広域を計測することができます。

新たな設備を導入したことにより、お客様それぞれのニーズに対し、
より柔軟なご提案ができるようになりました。
なにかお困り事がありましたら、ご相談いただければと思います。

 

 

 

☆機械設計☆

弊社は、自社で構想から設計、3Dプリンタでの造形まで行えるため
自作で治具を作成して、日々の業務に活用しています。

今回は、弊社の保有する自動3Dデータ生成装置の品質向上のために作成した治具について
ご紹介したいと思います。

自動3Dデータ生成装置は写真撮影を行い3Dデータを自動生成するものになりますが、
撮影時に光が反射すると品質が悪くなります。

そこで、光を抑えるために偏光フィルタを取り付けられる治具を作成してみました。

自動3Dデータ生成装置 参考URL:
https://arcana-mfg.com/shop/product/factranspro_e-m1/

 

画像のように照明ライト部分に、治具を取り付けられるようにしました。
サンプルで作成した治具になるため白色になっていますが、カメラ→照明→偏光フィルタ付き治具の順で取付します。

早速テストしたところサンプルで作成した治具は、光が漏れてしまいあまり効果を発揮できませんでした。
再度設計検討を行い、圧入にして漏れを無くすなど設計変更を加えることで現在の治具を作成しました。

カメラに照明を取り付けた様子

偏光フィルタ付き治具を取り付けた様子

黒くて分かりにくくなっていますが、証明ライト部分にフィルタ付きの治具を取り付けた様子になります。

 

左が偏光フィルタなし、右が偏光フィルタありの画像になります。

偏光フィルタを付けることで、照明で白飛びしてしまっていた箇所の元の色が分かるようになっています。
これにより、よりモデルの品質向上に繋がります。

テスト段階のためまだまだ改良が必要になりますが、今後もより良いものを作れるよう努力していきます。

弊社は、「作ってみよう」から”形”にできる会社です。
お客様の「こんなものがあったらいいな」を形にするお手伝いをさせてください。
ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。

シュルードnews 2024.04

こんにちは🌸

4月とは思えないような夏日が続き、体がビックリしている今日この頃です。
夏バテ防止のためにも、今から運動をし汗をかく習慣を整えようかと考える暑さでしたね。
いろんな場面で予防って大切ですよね。

ソフト開発では、シミュレーションソフトとしてご好評いただいていますSPOTplanの視覚的改善を行いましたのでご紹介させていただきます。
今回の改善により2Dに慣れておられる方も、
3Dで見たい方もどちらでもご利用いただけるようになりました。

弊社では、機械設計したものを用いてソフト開発を行うこともありますし、デジタルサービスをさせていただくことも可能です。

今月は、機械設計にてドローン開発したものを用いて、デジタルサービスにてフォトグラメトリ用の撮影を工夫したことについてご紹介いたします。

 

☆ソフト開発☆

今回は弊社の3Dモデルを活用するソフトウェア
「SPOT Plan」の利用方法のご案内です。

3Dデータはわかりやすく見せる事ができるけど、
自分で操作がしにくい。
と2D処理に慣れたお客様からお聞きすることがあります。

確かに3Dでの視覚的な共有はわかりやすく便利ではありますが、
実際の計画段階など平面的な状態で計画した方が作業がしやすい事もあります。

そこで、3Dデータでも図面の様に平面的に使える。
そんな機能のご紹介です。

SPOT Planの平面表示機能をご利用いただくと3Dデータでも2D図面のようにご利用が頂けます。

・3Dでの表示

平面での表示に切り替え

平面図

正面図


側面図


平面図の状態で車両などを配置することができます

また、断面位置の移動も可能です
マウスホイールで断面位置を変更できるので、切り替えが簡単です

・車両含めて表示


・手前の車両の奥で断面を切り、建物を見やすく


・建物の断面図を表示することも可能

・さらに奥で断面を切ることも

また、2Dの矩形を各機能もありますので、エリア指示なども2D上で出来ます。


この機能では四角いエリアを作成することができます


この機能だけでも、
・作業エリアの表示
・危険範囲の表示
・資材置き場の指定
・建設予定地の図示
などの使い方ができます

開発状況はシュルードニュースで報告していきますので、今後の記事にもご期待ください

 

 

☆機械設計☆

弊社は、点群スキャンなどの測定の他にもドローンによる空撮なども行っております。

今回は、ドローンに一眼レフカメラとリングライトを搭載することで、
暗所でも撮影可能に仕上げました。

元々提供される既製品のジンバルがありましたが、
耐荷重などの条件が満たせなかったため
別途選定した部材から治具を設計して搭載しています。

そして、撮影品質向上のため
レーザーポインタを用い距離を合わせることで撮影位置を確立させ撮影していきます。


画質の良い写真が撮れる一眼レフカメラと暗所でも品質を保てるリングライト
それらにドローンを掛け合わせることで、通常では撮影不可能な箇所も高品質での撮影を可能にしました。

こちらの機構も前回の「ジンバルカメラ搭載ドローン」同様に、治具さえ変えればどんなものにも搭載可能です。

今後も撮影品質向上のため、尽力していきます。

弊社は、「作ってみよう」から”形”にできる会社です。
お客様の「こんなものがあったらいいな」を形にするお手伝いをさせてください。
ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。

 

☆デジタルサービス☆

用途や環境に応じた撮影治具の設計

フォトグラメトリを行う際、現場の環境光そのままに写真の撮影を行われる方も多いのではないでしょうか。
楽ですよね。弊社でもよくやります。

ただし、現場の環境そのままの状態で写真の撮影を行い、
3Dモデルの再構築をすると、現場の環境光がテクスチャに入ってしまいます。
その結果、レンダリングを行った際に、二重に影が発生する結果となります。

もちろん、手動で影を削除する方法もありますが、手間がかかるうえに、きれいに除去するとなると至難の業です。
そこで、以前よりシュルードニュースでも記事にしていました交差偏光の出番となります。

バッテリー式のリングフラッシュの場合、約2m程度が環境光の影響をなくせる限界となります。
小さな被写体の場合、被写体とリングフラッシュを自由に調節することができるため、
環境光の影響をなくすことができますが、大きい被写体の場合はどうでしょうか。

むりですね。
そこで弊社では大きい被写体にも対応できるようにドローンにリングフラッシュを搭載する機構を開発いたしました。

このドローンを用いて屋根の瓦部分を撮影することにより、きれいなテクスチャを撮影することができました。
このように、弊社では現場の環境に応じた測定治具の開発も請け負っておりますので、なにかおこまりごとがありましたらご相談ください。

シュルードnews 2024.03

こんにちは🌸

とても嬉しいお知らせがあります。

山口県警様と「交通事故の状況を3Dのアニメーションで再現するソフト」を
開発した成果発表をさせていただきました。

 

こちらはテレビで取り上げていただいた内容です。

交通事故の状況を3Dのアニメーションで再現するソフト|NHK 山口県のニュース

御社のデジタル化にぜひお役立ちしたいと思っておりますので、
ご来社、ご訪問などのご連絡をお待ちしております。

☆デジタルサービス☆

撮影からモデル化までフォトグラメトリを自動化
昨年12月の記事に続き、自動フォトグラメトリ作成についてのご紹介になります。

自動フォトグラメトリの利便性に関しては、以前ご紹介させていただいた通りですが従来行っていたやり方では、光沢のあるものに関しては不自然な影ができておりました。

これは光源から被写体への距離や材質、形状によって明暗差が生まれ、起きる現象です。
そこで今回は交差偏光を利用することで、光の反射を押さえることにより
被写体本来の形状や色見を再現することが可能となりました!

下側に一部光沢が出ていますが、ダルマを安定させるために使用したCDケースに光が反射した影響が表れたものになります。
撮り方一つで様々な影響がでるフォトグラメトリは奥が深いですね……

弊社では今後、もっと大きな被写体でのフォトグラメトリの自動化なども
開発グループと共に進めていく予定です。
モデル化でのお困りごとなど、いつでもご相談ください!

 

 

☆ソフト開発☆

今月はUnreal Engineでmata quest3のカラーパススルー機能を用いた開発をご紹介したいと思います。

まずmeta quest3とは、バーチャル空間を楽しむことができるヘッドセット型のデバイスで、
2024年3月の時点で最新機種となります。
最新の機能にカラーパススルーという、meta quest3上で現実の空間をカラーで映しながら、
モデルやエフェクト、操作画面といった素材やコンテンツを現実の空間に重ねるアプリを作成することが可能となりました。

動画のようにモデルを手で触ることも可能です。

現実のような空間にモデルを配置して感触を確かめたい、
展示会やイベントで現実の上に重ねるようなコンテンツを制作したい
といったご要望がありましたら、ぜひお声がけください。

過去のソースコードの資産も取り入れた、便利でリーズナブルなVRアプリケーションを提供致します。

弊社の開発にご興味がありましたら、お気軽に問い合わせください。

 

 

☆機械設計☆

既存のドローンにカメラを取り付けたいという要望を受けまして、
ジンバルカメラを取り付けてみました。

ドローンには元々前方や周囲を確認する用のカメラが備わっているのですが、
カメラを自由に360°動かせるものは少なく
オプションで取り付けられても、専用部品が必要になります。

そこで今回は、ドローン(ソニー製Airpeak S1)に、ジンバルカメラ(ザクティ社製)を載せてみました。
ザクティ社製ジンバルカメラ紹介URL:https://xacti-co.com/solution/drone

ドローンの上下にジンバルカメラを取り付けることで、
例えば、カメラを上に向ければ普段見えづらい屋根などを下側から確認できたり、カメラを下に向ければ屋根の上を点検や定点観測なんかにも利用できます。

また、こちらは電源部分や操作コントローラーがドローンとは別になっていますので、ペイロードをクリアしていれば、理論上どんなドローンにも載せることが可能です。

またドローン以外にも、AGV(無人搬送車)などの走行ロボに搭載する予定もしております。

今後は今回のノウハウを活かしてカメラ以外のものを載せたり、
ドローン以外にも様々な分野で開発を進めていければと思います。

弊社は、「作ってみよう」から”形”にできる会社です。
お客様の「こんなものがあったらいいな」を形にするお手伝いをさせてください。
ご興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。